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チャイナエアラインと台塑石化、SAFで航空業界の未来を切り拓く

発表日: 2025年 05月 19日

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
チャイナエアライン(本社:台湾 桃園市)は、持続可能な航空燃料(SAF)の導入に積極的に取り組んでおり、このたび、台塑石化(FPCC)と連携し、2025年に2,500トン以上のSAFを購入、桃園発の便にて使用を開始します。この導入により、推定で約6,500トンのCO₂排出削減が期待されます。さらに、両社は「SAFに関する覚書(MOU)」を締結し、今後3年間で累計1万トン超のSAF調達を目指します。この協力により、台湾のSAF供給体制の強化と航空業界のエネルギー転換が進み、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた第一歩となります。
台塑石化が生産するSAFは、ISCC CORSIA認証を受けた廃食用油などのバイオ原料を石油と共に既存の精製設備で共煉する「共煉技術」により製造されています。2025年には年間5,000トン以上を生産予定で2030年には年産5万トン規模への拡大を見込んでいます。
また、チャイナエアラインは台湾民航局(CAA)のSAF試行計画にも参加し、2025年4月23日にはCI839便(高雄-バンコク)およびCI220便(松山-羽田)でSAFを40%混合して使用し、合計26.7トンのCO₂排出削減を達成しました。これにより、台湾の航空会社として過去最大量のSAF使用を記録しています。
なお、2017年に台湾初となるSAF使用を実現し、その後も商業便や貨物便にも導入するなど、業界の先駆者としてSAF導入を推進しています。今後も国内外の燃料供給業者と連携し、サプライチェーン全体と協調して、台湾航空業界および輸送業界の脱炭素化とエネルギー転換に貢献して参ります。