あぜのように狭い山道が平坦な稲田を通り抜けると、道は次第に上に向かってくねくねと続き、やがて、緑の中に埋もれるように佇む華陶窯が突然、目の前に現れる。赤レンガの石段、新緑の木々、音を鳴らして開閉する木の扉、水のように流れる光と影、緑の草地の上に設置された素朴な石盆、水器、陶甕など。そして、土の素朴な匂いとランの花の芳香が漂う庭園、鼻腔をくすぐるコーヒーの香ばしいアロマ。華陶窯はこんな様子で、迎えてくれる。
実際に出迎えてくれるのは、シンプルな麻の服に身を包んだスタッフだ。対句が掲げられた木の扉をくぐり、茄苳樹の黄緑色の小花が散った赤レンガの地面を歩いているとき、彼女がまるで俗世の食べ物など、口にしないかのような口ぶりで言った。「苦楝樹の木にもう新しい芽が出てきましたよ!アブラギリのつぼみもすでに小枝にいっぱい生っています!ほら、見てごらんなさい。あの相思樹林は、まるで緑色の雲の連なりのようではないですか?あの黄土色の竈は、相思樹の薪を燃やす伝統的な竈なんですよ…」。彼女は度々、壁にかかる木製の歌碑の前で足を止め、台湾語文学の原点である韻文歌謡について教えてくれる。
「阮庴店佇娘厝後,不時看娘咧探頭,情意總有九分九,路邊相撞頭勾勾。」
この親しみやすい台湾語八音七調は、ノスタルジックなブルース調のCDを聞くようで、何もかもが思い通りにいくわけでもないけれど、さまざまな可能性に溢れていた、あの時代へ私を連れ戻すようだった。心の中に、期せずして、ある種の熱い思いがこみ上げてきて、作家七等生の「睡衣」という作品の中の美しい描写を思い出した。「黄昏の中、彼は沙河にやってきて、その寝間着を緩やかに流れる川に向かって投げ捨てた。……それは一枚の葉っぱのごとく、一艘の舟のごとく、一つの生命体のごとく、なんと、時空の変形に富んだことよ。」(訳者直訳)